初めての結婚式

それでもなお、結婚しなければ満たされないものがあることを、人間はどこかで感じていると私は思う。 それは人生の運命共同体としての配偶者がいない「寂しさ」である。
私たちは生まれ落ちる前の10か月間というもの、母の胎内にいた。 自分が母親という他者と同居した一体の関係、1+1=1の関係であり得たのである。

人間が結婚によって、一体の関係としての他者二配偶者を求める意識下には、母の胎内に別れを告げ、自分1人だけで存在しなければならない、外界に出たとき以来の不安が働いているのだと思う。 そして、大人になって自他一体の関係を体験する他者を得ることによって初めて、基本的な安定感、充足感を得られるということではないかと私は思っている。
Dさん(28歳)は、同年代の男性社員が及ばないほどの成績を上げている職場の先輩Eさんに憧れ、ひそかに目標としていた。 Eさんは髪振り乱すというところはまったくなく、つねにスマートに仕事をこなす。
肩肘張ったところもない代わりに、男性にこびる様子も見せない。 Dさんの目には、Eさんは結婚などしなくても、むしろしないことによって、自分の思うままの生き方をしていける女性と映った。
Dさん自身は入社以前からつき合ってきた男性がいて、一時は結婚も考えたのだが、彼との結婚に自信がもてず、結局別れたのだった。 そのときの不安・迷いに、答えを与えてくれたのは、その先輩Eさんのさっそうとした姿だった。
しかしDさんは最近になって、自分もキャリアをもつ女性の仲間入りをし、逆に仕事の重みを感じ始め、「先輩のようにはなれないかもしれない」と思うようになった。 彼女が「結婚しなくてもいいライフスタイル」に引っかかりを感じ、ついていけないものを感じたとしても、それは決して優柔不断ではない。
その気持ちの揺れの底には「結婚したい気持ち」があり、その自然な気持ちを抑え切れないのである。 自分が求めている安定感、充足感は結婚しなければ得られないことに、彼女は気づき始めたのである。
そして、その心の底で求めていることを犠牲にしてまで、「結婚しない派」に身をおくことへのためらいが大きくなっていったのだった。 そういう気持ちをすべて吹っ切って結婚しない人にも、老後を1人でどう過ごせばいいかという不安は残るだろうと思う。
恋愛の相手とは違って、自分と結婚する相手を、「いい人だから」、「好きだから」という理由だけで選ぶわけにはいかない。

結婚式場を徹底比較しました。結婚式場見ているだけで楽しくなります。

結婚式場ランキングだけでも十分使えます。一流の結婚式場 ランキングのご紹介です。

結婚式について真剣に考えてみました。思い出に残る結婚式が見つかります。